現金と売掛金の管理

 毎日の記帳が基本と申しましたが、実践はなかなか難しいものです。銀行帳ひとつとっても、小切手の入金、手形の預け入れ、振込入金、小切手振り出し、定期的な引き落とし(水光熱・電話・リースなど)、手形の引き落としなど、日々の決済・残高の確認が大変です。それも複数の口座があればなおさらです。資金繰りが難しいですね。とにかく銀行を通せば、残高不足さえ警戒すれば(経理の実務はこれが一番大事。「資金繰り予定表の作り方」をご覧ください)、記帳は何とかなります。

 しかし、現金管理だけは「後でまとめて」というわけにはいきません。領収書・レシートが必ずあるわけではありません。電車代やレジのないお店の買い物、香典など早めに精算して伝票などの記録に残しておくことです。現金売り上げも記帳漏れが多いものです。

 また、掛け売り上げでも、入金のみを記帳していると売掛金の回収が滞って資金繰りに行き詰ることも多くあります。売掛金の管理は必ず行いましょう。私の経験では、本来当社に入金されるべき売掛金が他者に誤って振り込まれていた、ということもありました。これは銀行のミスであることがわかりましたが、決算までこのことに気づかなかったのです。

▲このページのトップに戻る