○勝手な報道はやめてほしい!
25日付「読売」が「『大阪都』大学16年度開校 1法人1校に」と書いた。「新大学構想会議」が休止しているのに、「方針を固めた」「府によると」など不確かな出所で打ちだすやり方は、様子を見ようというのか、どうもアヤシイ。
橋下市長は会見で、わが意を得たりとのべた。
「これはもう大阪のためにやらなきゃいけない」……(彼の口癖で意味は不明)
「地下鉄民営化にならぶ自治体改革の象徴になる」……(民営化は新自由主義の合言葉だけど、不都合なこともあるんやないか?それに大学をつぶすことがなぜ「自治体改革の象徴なんや。わけわからん」
「200億円以上のお金を大学に突っ込んでいるわけですから、アジアのなかでも競争力のある公立大学にもっていきたい」……(大学の値打ちを金と競争力でしか見れないというのは貧しいやないか。裏を返せば、費用対効果でしか考えず、競争力で測れない学部は無用ということか)。
そして、橋下氏は「すさまじい大抵抗があるでしょう」といっている。ご期待にそうようにしたいものですね。
○大阪の府立大学と市立大学を統合して1法人1大学にする件、実現には法律の改正が必要とのことです。地下鉄の株式会社化とたしか府市の病院の統合も特別措置法や法改正が実現の前提とされています。橋下に言わせれば、僕が日本を統治すれば法律などどうにでもなる、ということになるのでしょうけれど。
◇それと、大阪府立大学と大阪市立大学の統合、大阪都構想の当初の言い分では二重行政の排除のために統合するので、統合後の大阪都立大学は当然に府市2大学あわせたよりも規模が小さくなるはずでしたが、いつの間にか統合して国内最大級の公立大学にする話に変節していますですね。