本日付で行政書士の登録を行いました。税理士は行政書士会に加入・登録することによって行政書士の業務をすることができます。税理士と行政書士の二つの「士業」を登録することにより、法人の設立や遺産分割協議書の作成について一貫して関与することができ、依頼者の手をわずらわすことなく、問題を解決することができると考えています。そのほか、建設業許可でもお役にたてるのではないかと思います。ともかく私の「商品」が増えました。
税理士業界では、よく「無償独占」ということが言われます。税務申告・税務相談はたとえお金をいただかなくとも、その業務は税理士の独占である、他の者が行えば違法である、ということです。弁護士でなくても「無料法律相談」は誰でもできます。税理士の「無償独占」というのは特異な制度であるといえます。
私の名刺には「生活相談」を業務に掲げています。納税に無縁と思える方々にも源泉所得税とか何らかの税金問題がありえます。現在の経済状況の中で広く「生活問題」を取り組むことが税理士の使命であると考えています。行政書士の登録もこの延長線上にあります。何も様々な困難を私がたちどころに解決して差し上げるということではなく、共に時代の反映である諸問題の解決に取り組みたいと思っています。2012.10.15