大阪市大・大学史資料室主催のシンポジウム「激動の時代と学問・思想―戦中戦後の大阪市立大学と恒藤恭」を聞きに行きました(12月1日)。

 私は、恒藤恭は戦後大阪市大の初代学長である、くらいの知識しかなく、今回のシンポで知ることも多くありました。芥川龍之介との交流や京大滝川事件のことなど、私には基礎的な知識に欠ける部分があり、大いに刺激されました。戦争とファシズムの時代に対峙する知識人のありようについて改めて考えさせられます。

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 在学中は自校の歴史を知る機会を得ることなく卒業しました。シンポジウムの報告者のひとり広川名誉教授の講義には個人的な思い出があります。当時受けた講義は、日本資本主義論争(戦前の資本主義の性格をめぐる講座派と労農派の論争)がテーマでした。いまも私の近現代史認識の基礎になっている講義です。1975年6月4日の早朝、大阪市大の教養部の構内で革マル派が中核派の襲撃を受け、同派の3人(市大生ではない)が殺されるという事件が起きました。その直後、先生は講義の前に「この事件についてアピールしたい方は時間をあげます」と仰りました。暴力一掃・大学の正常化を求めて思うところは多くありましたが、進んで人前で発言する勇気はありませんでした。先生には申し訳なかった。

 朝日新聞10月12日付「学んでほしい母校のこと」という記事に「『歴史の影の部分も教えます』と言うのは大阪市立大の大島真理夫・大学資料室長。大学紛争をとりあげると、学生の関心が高いという。『ショックを受ける者もいるが、先人の苦労を知ると、しっかり勉強しなければとの気持ちになるようだ。…』と語る」という内容があります。今は平和な母校になっていました。私たちのことも歴史になってしまいました。しっかり勉強してほしい。もっと勉強できたはずなのに、という思いが私には強いのです。

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