4月28・29日に大台ケ原に夫婦で出かけました。日出ヶ岳(1695m)の展望台を12時過ぎに発って、桃の木山の家を目指しました。ずっと下りの山行ですが、一昨年の台風のため通行止めの区間があり、これを迂回する林道コースを歩きました。4時半ごろ林道から小屋に向かう歩道の分岐に到着。そこから2キロの下り、もうすぐと思っていたのが誤算でした。ここまでの行程でつれの消耗が激しかったようです。日出ヶ岳下のシャクナゲ坂ですれ違った登山者の方に「小屋までのくだりに気を付けて」と声をかけていただいていたのですが、そのくだりでつれが足を滑らせて、一回転。幸い大事には至らなかったのですがショックは大きく、足が進まなくなりました。
そのうちに日が暮れ、小屋の明かりが遠くに見えるあたりで動けなくなってしまいました。仕方なくつれをそこにおいて、私が小屋に助けを求めに降りました。という次第で、桃の木小屋のご主人・息子さんらのご配慮で無事に下界に降りることができましたが、山の怖さを知りました。下りばかりでしんどくないという思い込みが間違い。足にダメージがきています。携帯を持っていても圏外、自分の足だけが頼りの山行の際には、年齢・体調・天候・体重に注意しましょう。(2013.4.30)
