
9月9日、市大・府大両「考える会」は橋下市長・松井知事に署名を提出しました。2月以来とりくんできた両首長宛ての「府大・市大の拙速な統合はやめてください」の要請署名は、当日までに、市長宛10,903筆・知事宛11,100筆に達しました。
両「考える会」と旭堂南陵氏ら府大・市大の卒業生有志20人は、大阪市庁で市政策企画室の担当者に面会、署名を提出するとともに要請書を読み上げました。また、要請団の各自がこの署名に対する思いを語りました。「統合によって1+1が1.5にしかならないように思う。それぞれの校風がある。うまくすみ分けてきた」(旭堂氏)「貧しい学生を育てていくのも自治体の役割。

大阪の公立大学は少ないくらい」「社会事業短大は府大に統合されてしまっているが、卒業生は府の福祉事業に貢献している。それが評価されていない」「この不景気で、他県の大学に子供を行かせる余裕がない。統合は絶対しないで」と訴えました。 議会各会派にも署名提出とその趣旨を説明するため訪問しました。残念ながら定例会初日ということで、一部の会派を除いて直接議員との面会はできませんでした。
その後、大阪府庁にも同様に知事・議会への要請を行いました。府の対応課の私学・大学課の担当は署名提出の受け取りにあたり、統合スケ

ジュールの延期について、「議論の状況を踏まえ、府・市両大学4者が協議してあり方の検討を進める」旨の説明がありました。
両議会とも、維新の会が過半数を割り都構想がいよいよ行き詰ってきている中で開会されたばかりのときでした。私たちの要望が署名として形になりました。道理は私たちの側にあります。両首長・議員には会えなかったものの、議会でも維新以外の支持をかちえていると実感した行動となりました。
また後日、両大学当局・教職員組合・自治会などにも私たちの取り組みをお知らせし、懇談・要請をおこないます。