
9月11日、市大「考える会」・地域住民ら9人が市立大学本部を訪れ、「拙速な統合はやめてください」署名を府市両首長に提出したこと、両議会にも要請したこと、を報告しました。市大法人からは法人運営本部・企画総務課の冨宅氏ら二人が応対し、懇談しました。
法人からは、「今後は主体的に統合に向けて検討していく。合理化というだけでなく、大学が発展していくためにあり方を検討していく。2−3月には詳細なものを出す方向である。検討する時間はあるので、拙速ということにはならないと思う」という説明がありました。
要請団からは、「市大を無くすなんてとんでもない」「上から降ってわいたような提案で落ち着いて仕事ができない。大学のなかから醸成するような取り組みを」「地域住民の意見も聞いてほしい」「HPだけでなく学生の意見を聞く場を増やしてほしい」「両大学はそれぞれに特色をもっている。それを生かすような統合は難しい」と、訴えました。約30分にわたって意見交換が行われたのち、要請団全員に「大阪市立大学の歴史」(大学資料室編・2011年発行)が贈られました。
また、市大教職員労組も訪問しました。
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大阪市立大学学長兼理事長 西澤良記 様
「大阪府立大学と大阪市立大学の拙速な統合はやめてください」要請署名の橋下大阪市長、松
井府知事への提出と要請、ならびに大阪市会、大阪府議会各会派への要請のご報告
私たち、「大阪市立大学の統合問題を考える会」と「大阪府立大学問題を考える会」は共同して、橋下大阪市長、松井府知事宛の「大阪府立大学と大阪市立大学の拙速な統合はやめてください」要請署名に取り組んでまいりました。
このたび、要請署名が1万筆を超えましたので、9月9日、橋下大阪市長と松井府知事に、署名を提出するとともに、「拙速な統合はやめてください」と要請してまいりました。同時に、大阪市会、大阪府議会各会派にも、要請をしてまいりました。提出署名数は、橋下市長あて10,903筆、松井知事あてが、11,100筆となっております。
提出や要請に関して、参考資料として、配布いたしました資料を添付いたします。ご高覧いただければと思います。
2014年9月11日
大阪市立大学の統合問題を考える会
世話人 聖城雅夫
大阪府立大学問題を考える会
代 表 野崎 清