「軍事研究に応募するな」の抗議・要請の電話や「抗議はがき」などを集中してください。
大阪市大が2016年度の防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に応募し、山田裕介教授による防毒マスクの研究が採択された問題で、私たちの抗議・要請(4月4日)に対して、市大・荒川学長名での回答(4月28日)がありました。
「平成28年度の安全保障技術研究推進制度の公募に関しては、学内会議において検討を行い、本制度が応用先を示すことのない基礎研究を対象としていること、研究成果の公表を原則としていること、慎重を期するため事前に学内の複数の会議において内容確認を行うことにより、研究者の申請を認めることといたしました。今年度につきましては、本年3月24日に日本学術会議から「軍事的安全保障研究に関する声明」が出されており、今後の取扱いについて検討を行っているところです。 H29年4月28日 大阪市大 学長 荒川哲男 」
さすがに、市大当局は日本学術会議「声明」を無視できず、再検討を余儀なくされたものです。
6月14日現在、「検討状況はどうか」と問い合わせると、市大の研究支援課長は「防衛省研究応募締め切り後、7月初まで態度表明できない」といいます。5月末に大阪府立大学が「今年度の応募見送り」を決めたことも、市大への圧力になっています。
6月中、いまこそ、市大学長あてに「軍事研究に応募するな」「市民に親しまれる大学にもどせ」−抗議・要請の電話(06−6605−2011)、「抗議・要請ハガキ」(〒558−0022 大阪市住吉区杉本町3−3−138 大阪市立大学学長 荒川哲男先生)などを集中してください。
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